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そうこうしているうちに見つけたのが英・Bowers & Wilkins社のヘッドホン、P5でした。

 
日本ではいまいち知名度の高くないB&Wですが、高級オーディオメーカーとして有名で、日本でも最近は600シリーズやCMシリーズがよく売れていますし、iPodスピーカーであるZepperinは数々の賞を受賞し、その独特のデザインも手伝って一度は見たことがある人も多いのではないでしょうか。
 
 
そのB&Wがヘッドホンを初めて発売するということで、海外やオーディオ畑ではわりと話題になっていたのです。
 
 
なぜこのヘッドホンに目をつけたかというと、もともとCMシリーズなど、B&Wの商品には気に入っているデザインのものが多く、P5も例外ではなかったのです。
他社とは一線を画すデザインの本体にはプラスティックを使用していないという点も、NC732のヘッドバンドが割れてしまったという経緯で新しいヘッドホンを探しているという自分にとってはうれしい点でした。
 
 
しかしやはり実機を視聴できる環境は近くになく、先月の東京行きでやっと実機と対面を果たしました。
 
 
ビックカメラには高級ヘッドホンコーナーにもなかったので驚きましたが、B&Wのオーディオコーナーにありました。
ヨドバシでは高級ヘッドホンコーナーの一部に普通にありましたが。
 
 
実際に見てみると想像以上に小さなサイズで驚きました。NC732より一回り大きいぐらいです。
 
 
それ以上に驚いたのは、最近の電気製品には見えない存在感。
プラスチックを使用していない筐体はヘアライン仕上げのアルミニウムと革張りで構成された筐体。同じくつややかでしっとりとした革で仕上げられたヘッドバンドなど、どこかレトロな感じも出しつつ、高級感を取り入れたようなデザインです。
 
 
音もNC800などと比べても遜色なく、自分にとってはもはや好みの域といってもいいでしょう。
NC800の方がやはりNC732に近いというか、つややかで明瞭、ある程度の立体感も備えて、加工されてない音ですが、P5は立体感に少し欠けるものの、しっとりとしつつ張りのある音。低音部はそれほど主張せず、高音部はきれいに響く、感覚的ですがそういう感じの音です。
 
 
さらに驚いたのは、NC800のノイズキャンセリングONと同じ程、周りの音から遮音された、ということです。
B&Wが言う"ノイズ・アイソレーション"といって、十分な厚さをもつ堅牢な金属製のプレートによって、なんら電気的な補助なしに遮音を実現しているという点も好印象でした。
e0241dc2.png
 
 
ノイズキャンセリングは確かにすばらしい技術です。
しかしやはり動作には電池などの電源が必要ですし、マイクを筐体に内蔵しなければならないために構造的に複雑になってしまいます。
そして動作時に多かれ少なかれ"サーッ"というホワイトノイズが入ってしまうのです。
自分はあまり気になりませんが、この点がどうしても気になってノイズキャンセリング機が買えないという方は多いです。
 
 
その点電池を持ち運ぶ必要もなく、音楽になんの"無駄"も加えないP5はノイズキャンセリングの"良さ"を知っている分だけ自分にとっては魅力的に見えたのです。
 
 
ということで、P5は一躍購入候補のトップに躍り出たのですが、まだ購入には大きな障壁がありました。
…価格です。
 
 
つづきます。
 
 
 
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